【あしたも晴れ!人生レシピ】癌の治療法・治療費・保険の給付
目次
あしたも晴れ!人生レシピ「癌になった時知っておきたい事」
2019年5月17日あしたも晴れ!人生レシピで、癌になった時知っておきたい事を紹介していました。
この日のゲストには、乳がんを経験された生稲晃子さんが出演されており、ご自身の経験をもとにお話しをされていました。
この日の放送で紹介された、癌になった時の治療法・治療費・保険などをご紹介していきます。
癌になった男性を取材
取材したのは40代の男性。
ステージ4のすい臓癌になり、手術で取り除いたものの、再発してしまったそうです。
現在は、週一で抗がん剤治療をしています。
癌を告知されたときに医師から提案されたのは、保険が適応される標準治療。
体調の変化に合わせて、化学療法や放射線治療をしています。
入院協会けんぽから治療費の一部を賄っているそうで、自己負担は3割。
そのような状況で、今までかかった治療費を教えてくれました。
入院費は20日の入院で24万円。
治療費は1年で50万円、5年で450万円ほどかかったそうです。
民間のがん保険に入っており、癌を告知されたら100万円もらえたため、治療費は賄うことができましたが、癌になると他にもいろいろな費用がかかるといいます。
消化器系の癌だので、高額な食べ物を買ったり、サプリメントを買ったり見えないお金がかなりかかっているそうです。
癌の告知をうけてから治療まで
癌が見つかる人の多くは人間ドックで見つかったり、自分で体調不良を訴えて病院で診察してもらった際に癌が発見されます。
癌の治療は発見した病院でできないことが多く、その場合はセカンドオピニオンを求めることも可能です。
全国のがん相談支援センターでは、治療の内容や副作用、治療生活の過ごし方など、癌にかかわる色々なことを相談できます。
これからの治療のことで何か不安なことがあったときなど、相談すると安心できますよ。
癌になった時の治療費の負担は?
健康保険が軸となり基本的には3割負担。
高額の医療費を支払った際は、高額医療費請求で賄うことができます。
健康保険が適応されない、食事代や先進治療の費用などを民間保険で賄うようにしましょう。
障害年金という制度もあります。
1級から3級まであり、その目安は以下の通りです。
- 1級→周りの人の手を借りないと、身の回りのことができない程度
- 2級→全て人の手を借りるほどではないが、日常生活が極めて困難な程度
- 3級→労働が著しい制限を受けるか、または労働に著しい制限を加えることを必要とする程度
癌になってからの仕事は?
ハローワークでは、治療の内容などを考慮して、治療しながら働ける会社を案内しています。
ハローワークでは長期にわたり支援をしてくれますが、ここに通っている男性の話を聞くと厳しい現実が見えてきます。
癌の治療は見通しが立たず、治療日程も立てづらいです。
治療が何日の何時にと決まっているわけではないので、臨機応変な対応ができる職場じゃないと厳しいと男性は語っていました。
中には癌になった社員を支援し続ける会社もあります。
その会社では、治ってから復帰できるよう支援しているんだそうです。
病気になった人がいても、みんなでカバーできるように指導しているそうですよ。
こうしたことで、従業員の方々のモチベーションが上がっているんだそうです。
癌になると退職してしまう人が多い
癌と言われて、会社を辞める方が4割もいます。
そういった方々は、自分がどうなるかわからないため、足手まといにならないよう退職してから、治療を開始するんだそうです。
癌になった方の支援をする人々もいます。
- 地域産業支援センター→両立支援促進員
- 企業や医療機関など→両立支援コーディネーター
こういった方々のサポートを受けて、癌になっても仕事を続けていけるような状況にしていけるといいですね。
癌になってからの心のケア
ここでは癌になった女性を取材していました。
この方はもともと、マラソンをやっていたのもあって自分は強い、治療も乗り越えられると思っていたそうです。
ですが現実は厳しく、抗がん剤副作用で食欲がなくなり、食べられるのはゼリーだけ。
うつの症状が出て家事ができないことに、自分を責める日々が3年も続いたそうです。
旦那さんや病院の医師の支えで、3年間のうつを乗り越えたと語っていました。
うつになった時は、脳は自分自身ではないと考えることも大事です。
脳は考えるだけの機関、自分の代わりに色々と考えてくれてありがとうと他人のような感覚を持つことで、気持ちが少し楽になります。
家族が癌の辛さからうつになったりした場合は、周りのサポートがとても重要です。
こういった時の周りのサポートをソーシャルサポートいい、以下の内容があります。
- 情緒的→心の支え
- 手段的→送り迎えなど
- 情報的→正しい情報を集めてくれる
癌になったら
自分の保険を見直し、わからないことがあったら社会保険労務士に相談しましょう。
癌は色々な原因でなるものなので、癌になった原因は考えないこと。
癌になった原因ではなく、癌になった意味を考えましょう。
仕事を頑張りすぎていたので、休めという意味だったなど意味を考えていくことで、気持ちが前向きになり治療が頑張っていけるようになりますよ。
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