4月10日はきょうだいの日!どうやって制定された?アメリカ発祥?
目次
きょうだいの日が制定されました!
今年から4月10日は「きょうだいの日」として制定されました。
アメリカではすでに制定されていて、毎年祝われているんですよ。
そんな「きょうだいの日」について、発祥、内容、どんな風に制定されたかなどをまとめました。
きょうだいの日の発祥はアメリカ合衆国
アメリカの「きょうだいの日」は「兄弟姉妹の日」
アメリカでは「兄弟姉妹の日(きょうだいしまいのひ)」として制定されており、 別名は「ジブリングデー」と言われています。
まだ連邦政府には認定されておらず、一部の地域で祝日として毎年お祝いされています。
兄弟姉妹の日を制定した財団は「母の日」や「父の日」と同じように世の中に浸透してほしいと活動を続けており、その甲斐あって1998年以降は49州の州知事が「4月10日を兄弟姉妹の日として認める」と公表しています。
兄弟姉妹の日を作ったのはクラウディア・エヴァート
最初に「兄弟姉妹の日」を考えたのはアメリカに住むクラウディア・エヴァートさん。
彼は幼いころに兄弟姉妹を亡くし、その兄弟姉妹の思い出を称えるために「兄弟姉妹の日」を考案しました。
1997年には財団を発足し、1999年には非営利団体として成長しています。
きょうだいの日ってどんな日?
日本の「きょうだいの日」はどんな日なんでしょうか。
まず兄弟と漢字で表記せず「きょうだい」とひらがな表記したのは、障害を持った子供の兄弟や姉妹を表すためです。
アメリカでは兄弟姉妹間の関係を祝う日とされていますが、日本では障害をもった「きょうだい」を応援する日とされています。
もちろん障害をもっていない兄弟姉妹間の仲を深めるという、アメリカと同じ考え方も込められています。
どんな風に制定された?
きょうだいの日を作ったきっかけ
日本できょうだいの日を作りたいと動いたのは、NPO法人しぶたねの方々。
アメリカでは、きょうだいに対しての支援は当たり前に行われていますが、日本ではまだ当たり前にはなっていません。
そこで、日本でもきょうだいの日を作り、病気や障害のある子供達の頑張りや、そのきょうだいを応援する日にしたいと思ったのです。
記念日を作るのは大変
日本で記念日を作るには、日本記念日協会に登録し、登録授与式を行わないといけません。
その費用は30万円以上にもなり、内訳は登録料10万円、授与式のための派遣費と交通費で20万となっています。
そのためNPO法人しぶたねでは制定発起人を募集し、寄付をつのりました。
いよいよ「きょうだいの日」が制定
2019年3月21日「きょうだいの日」の制定が発表されました。
ドナルド・マイヤーさんの講演会の中で発表を行い、制定発起人第一号はドナルド・マイヤーさんとなりました。
私の周りにも「きょうだい」がいます
私の旦那には、重度の障害をもったお姉さんがいます。
もう子供ではないので正確にはきょうだいと言えないかもしれませんね、元きょうだいでしょうか。
そして私も近くで障害をもつ方の大変さ、それを支える家族の方の大変さも見てきました。
障害をもったお子さんがいるご家庭のご家族は、とても愛情にあふれ、明るい方が多いように感じます。
色々なことを乗り越えたからこその強さ、そこから出てくる優しさがそうさせるのではないのでしょうか。
そういった方々の努力や大変さを知るだけでも、自分の価値観がとても変わります。
「きょうだいの日」の制定できょうだいの皆さんが、もっと生きやすい世の中になるよう、心から願っています。