梅雨の腹痛には要注意!原因は?予防策も!
梅雨の腹痛には注意が必要
腹痛は誰でも経験がありますよね。
この腹痛ですが梅雨の時期に起こった場合、他の時期におこった腹痛に比べて重症化する恐れがあります。
どんな腹痛に注意しなければならないのか、その予防方法も合わせてご紹介していきます。
梅雨におこる腹痛の原因
➀夏バテ
梅雨の時期は夏に入り、気温が徐々に上がり始めます。
そして雨が降り続くせいで、ジメジメし、空気はもわっとした高温多湿の状態になります。
この時期は寝苦しく良質な睡眠がとれなくなったり、うまく寝れなくなると疲れが取れずに食欲が低下、食欲が低下すると栄養バランスが崩れ免疫機能も低下・・と、どんどん体調が悪くなってしまいます。
ここへ梅雨特有の湿気が毛穴などから体内に取り込まれていくと、体内に水分が異様にたまってしまい、さらに体調不良を起こします。
こういったことを繰り返しているうちに、胃腸の機能が弱まってきてしまうんです。
そうすると、胃に入ってきた食べ物がうまく消化されずに、腹痛や下痢をともないます。
②食中毒
食中毒をひきおこす菌たちは、10度以下だと活動が鈍り、15度以下になると活動が止まります。
ですが逆に温度が高くなってくると、活動が活発になるのです。
高温多湿の梅雨は細菌たちにとっては、もはやパラダイス。
こういった状況で、手や食器、調理器具などに菌がついていると、調理中に食品の中に入り込んでしまいます。
これがそのまま体の中に入ってしまうと、大暴れし、食中毒を引き起こしてしまうのです。
梅雨の腹痛の予防方法
➀夏バテの場合
【水分摂取の仕方に気を付ける】
夏バテで胃腸が弱っている場合、冷たいものを取りすぎるとさらに悪化させてしまいます。
水分を取るときは常温のものを飲むか、一度暖かいものを胃に入れてから飲むようにしましょう。
【消化にいいものを食べる】
胃の調子が悪いときは、食物繊維が少ないものをなるべく小さく切り、柔らかくして食べるのがおすすめです。
人参やじゃがいも、白身魚などがいいでしょう。
煮込みうどんや、湯豆腐など火を通した暖かい食事もいいですね。
②食中毒の場合
【低温で管理】
常温で放置する時間が長いと、最近が増殖してしまいます。
なるべく常温にしておく時間を減らすため、肉や魚などは買い物の最後に購入し、早めに帰宅したら、速やかに冷蔵庫に入れて保管しましょう。
【清潔に保つ】
- 調理や食事の前に手を洗う
- 使用後のまな板やふきんは洗浄後、定期的に熱湯をかけて消毒する
- 食器も清潔なものを使う
など調理や食事をする際に身の回りを清潔に保つようにしましょう。
【じゅうぶんに加熱する】
細菌は高温で調理すると、死滅します。
調理するときは、食材の中心温度が75度以上になるようにし、そのままで1分以上加熱しましょう。
【調理後の料理も低温保存、高温調理】
調理後の料理を常温で保管しておくと、細菌が増殖してしまいます。
調理後の料理は、熱が取れたら速やかに冷蔵庫へ入れましょう。
また、冷蔵庫から取り出して再度たべるときも、電子レンジでしっかりと加熱してから食べると安心です。
まとめ
梅雨は高温多湿で体力を消耗しやすい時期です。
そんな梅雨の時期の腹痛は体力を奪われやすいので、気をつけたいですね。
食べ物に気を使ったり、最近の働きを抑制したりして、体調を崩さず元気に過ごしましょう。